写メ日記 | 逃げられない、瞳の檻。

逃げられない、瞳の檻。

2026/05/25 13:00:15

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  • 逃げられない、瞳の檻。

お昼休みが終わって、街がまた慌ただしく動き出す時間ですね。お兄さんは今、デスクに戻って溜まったメールをチェックしたり、午後の会議の準備をしたりしているのでしょうか。こるねはお部屋で、窓から差し込む午後の柔らかな光を浴びながら、以前不倫関係にあったあの彼に徹底的に教え込まれた「視線の悦び」を、熱く反芻していました。

 

「こるね、そんなに恥ずかしがってちゃ、本当の気持ちが写らないよ。もっとレンズを真っ直ぐ見て。逃げちゃダメだ」

 

そう言って彼は、三脚に固定した冷たいビデオカメラを私のいちばん無防備な、誰にも見せられない場所へ向け、じっと私の細かな反応を観察していました。保育士として、純粋な子供たちのまっさらな瞳を正視していた私が、一人の男性の歪んだ独占欲という名のレンズに射抜かれ、なす術もなく震えている……。その事実に、私は言葉では言い表せないほどの屈辱と、それを遙かに上回る、身体の奥がジンと熱くなるような快感を覚えてしまったんです。

 

見られている。記録されている。逃げ場を完全に奪われたその意識が、清楚な服の下に隠された私の身体を、自分でも制御できないほど敏感に変えていきました。レンズを向けられるたびに、お口の中が甘い唾液でいっぱいになって、太ももの内側がじんわりと重たい熱を帯びていく。恥ずかしくて顔を隠したいのに、指の間から彼の冷ややかな、でも確かな熱情を帯びた瞳を必死に探してしまう。私はあの時、完全に「見られることの奴隷」になってしまったんだと思います。

 

お兄さん、私に会ったときは、どうか私のことをじろじろと、隅々まで、まるで品定めするように観察してください。綺麗な部分だけじゃなくて、乱れて、汗ばんで、声を我慢できなくなっている醜い私まで、全部その瞳に焼き付けて、あなたの記憶の奥底に保存してほしいんです。お兄さんの視線は、私にとって何よりも重く、抗えない鎖。その鎖に繋がれて、自由を奪われる瞬間に、私はようやく「こるね」という一人の女として、本当の呼吸ができる気がします。

 

午後の忙しい時間が始まるけれど、もしふとした瞬間にこの日記を思い出してくれたら、そのときは心の中で、私をじっくりと見つめてみてください。その濃密な想像だけで、私の身体は、お兄さんに触れられる準備を勝手に始めてしまうから。お兄さんの視線という檻に、私を閉じ込めておいてください。

 

💗 こるね 💗


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